世の中を見渡してみても、一見全てのものが進化して行っているように見えます。
一番顕著なのが科学技術の進歩です。
いったいどこまで行くのだろうかと思うくらい進化し続けています。
例えば、人間型ロボットの開発、インターネットの出現、農業技術も、生体科学も、建築科学もそうですね。
文化的なことよりも、科学的なことが目に見えて分かりやすいですね。

前置きが非常に壮大なテーマになってしまいました(^_^;)。
ボディコンバットについても、進化し続けています(←ここから本題)。
昔のBC1とかBC6とかのコリオ(もう4、5年前ですかね?いまでもたまにやりますよね)を思い出してみてください。
シンプルで曲もゆっくりです。
同じような動きを、曲を変え、動きを変え、やっていますが、シリーズが進むにつれ、少しずつ動きが早く、全般的に見れば複雑化してきています。
歴史ができてくるほど、昔は良かったなぁとか、今より昔の曲・コリオの方がよかったなぁと思う人も多くなってきます。
一方で、どんどん早く新しく進化して行って欲しいなっていう人も出てきます。
十人十色でそれはいいことだと思います。
私も、4年近く前の曲からやっていますが、昔の曲よりも、今のほうが動きも洗練されていて、動きのバラエティが増えたので、素晴らしい進化を遂げていると思います。
ボディコンバットも、歴史と経験の積み重ねで、提供されるレベルがどんどん高くなっていくと、要求してしまうレベルもどんどん高くなっていきます。
提供が先か要求が先かは置いておいて、ここから先が重要です。

人間は、進化に対して、罪悪感を少なからず持ちますが、ボディコンバットに関しても、それは言えることで、またスローな動きやシンプルなコリオの時代が必ずやってくるように思います。
一部の「できる人」のみを対象にした、進化し過ぎたプログラムではあってはならないと思うからです。
今回の新曲だったボディコンバット27を振り返っても、今までにないパターンでしたね。
顕著なところが、2曲目も今までの1曲目のようにウォーミングアップのような感じであったところです。
これは今回における一つの進化形であり、過去への回帰だと思います。

 

新しく取り入れられた連続ウォーミングアップが進化であり、基本の動き(ウォーミングアップ的要素)を増やしたということで過去への回帰です。

進化と回帰は紙一重、表裏一体、諸刃の剣です。
その2曲目は、4部構成で、右上半身→左上半身→右下半身→左下半身という流れです。
若干の右・左の入り繰りはあるのですが、BC14やBC15から始まった上半身・下半身が一緒になったウォーミングアップ(1曲目のことです)の流れを汲んでいますね。
それが2曲目にも入ったということは長くやっている人から見ると、サプライズなことだったのです。

(注:この2曲目は、実際はウォーミングアップじゃないかも知れませんが、私はウォーミングアップが2曲あるというイメージを持っているので、それを前提に書いています。あくまでも私見なので、お間違いのないようにお願いします。)
おそらく、BC27からショートプログラムに力を入れ、30分のクラスに出る初心者にも分かりやすくレッスンを行なっていくということが主眼にあったかも知れません。
そこには、ボディコンバットの裾野を広げていこうという積極的な姿勢が感じられ、好感を持っています。
かつ1、2曲目で長い時間のものを選択し、ショートは4曲完結を徹底するという時間的制約のこともあったのかも知れませんね。

完全プログラム型のレッスンと言われている以上、もう1曲やって欲しいという常連顧客のニーズとの折り合いをどこで付けるかが非常に難しいところです。
進化しすぎることに対して自ら歯止めを掛けたような形にも見えます。
逆に時間的調整の意味もあると思うのですが、6曲目、7曲目がやや短いものになっています。
個人的には疲れてくる頃なので、後半の曲は短めのほうが好ましいと考えています。

MIX期(新しい曲、古い曲織り交ぜて行なわれるレッスンのこと)にこれらの曲が他のシリーズと合わせて行なわれると、多少時間が余ってしまうかも知れませんね。
曲紹介のところでも書いたのですが、動きは数種類しかないのに、あまりに強度の高い8曲目が印象的です。
動きを一つずつ思い返すと、横移動時のクロスジャックと、上下に打ち分けるジャブのところが膝への負担が大きく、下半身の強化をしていかないと、上半身が崩れてしまいます。

同じような型を1、2、4、10曲目に散りばめられているのも印象的でした。
型の動きは力のいれどころ、抜きどころをしっかり意識して行うことで、充分なトレーニング効果があります。
インストラクターさんの動きをよく見て、コリオの動きだけでなく、どこに力を入れているのかを観察してみましょう。
動きを覚えたら、どこで力を入れるのかなど、次の次元にステップアップしていきましょう。

新曲のコリオを覚えたら、次はキレイな動きに意識を持って行こうと思っています。
そのためには、柔軟性、筋力、瞬発力、集中力、いろんな要素が必要です。

自分に足りないところはどこか、バランスよく上手くなっていきましょうね。
ボディコンバットの進化だけでなく、自分自身を進化させるためにです。